AdMobには、AdMobだけでなく他の広告を表示するためのメディエーションが備わっています。
先日リリースした「PUZZLE-16 FREE」をAdMobのメディエーションを使ってiAdも表示されるようにした際のメモ。
広告ネットワークの追加
AdMobのメディエーションの設定でiAdを追加する。
広告の割り当て設定で「$」を選択し、有効CPMに金額を設定することで、優先順位を設定できる。
iAdにAdMobよりも大きな値を設定しておけば、iAdが優先的に表示される模様。
アダプタのダウンロード
メディエーションを使うためには、AdMobのSDK以外に広告ごとに必要な「アダプタ」をダウンロードしてプロジェクトへ追加する必要がる。
アダプタはGoogle AdMob Ads SDKの説明のページからダウンロードする
https://developers.google.com/mobile-ads-sdk/ad-network-mediation
リンクライブラリの追加
XcodeでBuild PhasesのLink Binary With Librariesへ
「iAd.framework」
を追加する。
コードの修正
パブリッシャーIDからメディエーションIDに変更する
adBannerView.adUnitID = @"xxxxxxxxxxxxxx";
この時点で、シミュレータや実機でデバッグすると、iAdのテスト広告が表示されました。
初めてiAdのテスト広告が表示されるまでに、10分程度かかりました(設定が反映されるまでの時間か?)。
iTunes Connect
iTunes Connectでアップデートの手続きを行う。
新しいバージョンのアプリをビルドしてアップロードする。
Waiting for Reviewになったら、iTunes ConnectのManage Your Applicationsで該当するアプリのページを開き、「Manage iAd Network」からiAdを有効にする。
iAd Networkのページに、ステータス「Test Ads」でアプリが追加される(アプリ名はAppleID:xxxxxxx)。
リリース後、ステータスは「Live Ads」に、アプリ名は申請したものに変わりました。
実装部分のコードをほとんど触らずにAdmobとiAdのハイブリッド表示になるのはとてもありがたいです。
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