CG & Web Design and Programming

先日iPhoneアプリ第二弾の「PUZZLE-16」が無事AppStoreで公開されました。

前回の「俺のカズ」では、AppStoreに並ぶまでの手順を知るという大きな目的がありました。

今回のアプリの大きな目的は、
1. Objective-C以外の環境でアプリを開発する場合の手順を知る
2. 有料アプリって売れるの?
の2つです。

1.Objective-C以外の環境でアプリ開発

サラリーマン時代にC言語でプログラム開発の仕事もしていましたが、Objective-Cは正直言って若干ハードルが高く感じました。前回の「俺のカズ」は、Objective-Cとcocos2dで制作しましたが、他の開発環境で作ると、どんな感じなのか(作りやすさ、表現の幅、申請の手順など)を知りたくて、今回はFlash Professional CS6を選択してみました。

Flashは以前からウェブ向けのコンテンツ制作に使っていたので、Objective-Cよりは慣れている環境でした。ただ、アプリとなると、それなりに規模の大きなコンテンツなので作れるかどうかは若干不安でした。

Flashで作った上で感じたこと

– 作りやすさ

基本的には今までFlashで作ってきたコンテンツと同じです。画像はムービークリップを作成し、ActionScriptでクラスベースのスクリプトをゴリゴリ書いていくだけ。CLICKイベントが反応が悪かったので、TOUCHイベントへ変えたのと、サイレントスイッチの扱いに苦労したぐらいでしょうか。
Flashだとスクリプトのファイルや行数が増えてくると作業が辛いので、スクリプト中心のアプリは、FlashBuilderで作ったほうが良いのかもしれません。
ただし、Objective-Cに比べるとハードルがかなり低く、作りやすかったことは確かです。

– 表現の幅

ここは、さすがFlash!という感じです。Objective-Cで作った時とは比べ物にならない動きを簡単に設定することができます。今回、演出用にパーティクルのようなシーンを作りましたが、動作速度も重くならず思ったような描画ができました。まだまだFlashの表現できることに自分の技量が追いついていないです…

– 申請の手順

途中まではXCodeでの作業とほぼ同じ。アプリが完成するまでは、開発用の証明証とプロビジョニングファイルでパブリッシュし、提出用には申請用の証明証とプロビジョニングファイルを用意する。XCodeと同じですね。iTunesConnectでアプリを追加したあと、XCodeだと作業の流れでファイルをアップロードできますが、Flashで作った場合には専用のアプリApplicationLoaderを使います。

審査も問題なく、申請1発OKでした。

2. 有料アプリって売れるの?

まだ公開後、数日しかたっていませんが、
簡単には売れない
が、今の正直な感想です。

今回、アプリのウェブサイト(http://app.narudesign.com/puzzle16)を作りましたが、肝心のサイトへの導線が弱すぎますね。弱いっていうか無い。現状だと自分のサイトからとiTunesStoreのアプリのページからのリンクのみ。基本的にはAppStoreでユーザーが私の設定したキーワードを入力して検索してくれた時にのみ、アプリやウェブページに辿り着くことになります。これじゃアプリはダウンロードされないですね…。アプリの存在を知って貰う前に、他のアプリの中に埋もれてしまうことは必至です。

おそらく、AppStoreには素晴らしいアプリだけど、売るための仕組みが足りなくて売れていないものが、いっぱいあるんだと思います。個人でアプリを制作している人には、売るための仕組みまで用意することは難しいと思います。※注意:決してPUZZLE-16を良いアプリと思っているわけではありません。

ただし、アプリのウェブサイトを用意して良かったと思えたことがあります。
今回のPUZZLE-16のウェブページ制作に合わせて、前回のアプリ「俺のカズ』のウェブページも用意しました。ウェブページのログを見てみると、PUZZLE-16のページを訪問した人の一部が、俺のカズのページへ流れていました。アプリの数が増えてくると、この相互作用も大きなものになり、アプリのダウンロード数に繋がっていくように思います。

これらは、自分が今までに何冊か読んだiPhoneアプリセールス関係の本にも書かれていたことと重なります。本を読んだことで得た知識が、身を持って体験することで経験という財産になると信じて、次のアプリ制作に取り掛かります。

サラリーマン時代には作る側の仕事が多くて、売る側の大変さは分かっていませんでした。今になって、売ることは大変なことなんだと身にしみて感じています。

挑戦は続く・・・


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